こんばんは。アオギリです。
突然ですが皆さんは徹夜はされますか?
アオギリは飲んだら決まってオールナイト。朝靄の中震えながら帰るのが常でした。
飲み会の話は置いておいて、コンビニやカラオケバイトで夜勤業務を経験した人は多くいるんじゃないでしょうか。
給料がお昼や夜と比べて少し高かったりもしますし、暇な大学生からしたら助かりますよね。
バイトなら休憩時間に少しくらい寝るくらいの休憩があって、他はいつものバイト、なんてことが多いでしょうか。
医療事務の仕事の中には、当直が含まれる病院もあります。
当直は病院によっても仕事内容が違ってきますし、病院によっては仮眠がきっちりとれるところもあれば、ろくにとれないところもあるようです。
医療事務になるにあたって、給料の問題と当直の問題は悩ましいところですよね。
この記事は、
医療事務の当直は実際どんな感じなんだろう?
当直は自分でもできるのかしらん…
そんな悩みを抱えて泳ぎ続けるサメさんのための記事になります。
今日のもくじ
当直の1日【準備編】。準備することが色々あるので個人的には早めに来てます。
夕方からの当直なので、1時間くらい前には遅くとも到着してます。
当直の際に使うクリアファイルなんかの準備や、その日の外来患者なんかをまとめる「病院日誌」を作成するための準備なんかをしています。
日誌についてはある病院ない病院、内容が違う病院もあるかもしれないです。
当院では医療事務の方で一日の患者数や手術件数、検査件数なんかをまとめることになっています。
他にも、係仕事がある人は日中不在時にきた電話を折り返し対応をするケースも多いです。
アオギリもそんな感じですが、「明日のアオギリがきっと頑張ってくれる」と思い、当直に集中します。
その分翌日は昨日のアオギリに殺意を覚えながら仕事をするのはここだけの秘密です。
人生ままならないですね。
当直の1日【日付をまたぐ前編】。毎日想定してないことが起こります。対応力が試されてます。
当直が始まれば、救急で見てもらいたい患者さんがぞくぞくと押し寄せてきます。
救急車も積極的に受け入れる病院になりますので、救命士さんと協力しながら受け入れ準備を進めます。
重症度によって事務の方で先に患者情報を登録したり、オンコールの先生を呼び出したりと準備があります。
それが順番に来ればいいのですが、大体の時はクソ忙しい時にそういったイベントが起こったりするので、慣れるまでは常に心拍数上げてシャトルラン状態です。誰でも痩せるのでオススメです。
あとは電話交換が帰ってしまってからが本当の勝負です。
当院は8時までが電話交換が対応してくれる時間なので、そこから先になりますが、当直者が以降の電話を全て対応します。
レセプト期間は残業中の戦士たちに電話を委ねることもありますが、通常ならば当直の仕事。
変なクレームのような電話も来たりしますので、電話対応で下手を打ってしまうと当直業務が途端に詰んでしまいます。
目の前の患者さんへの対応スキルだけでなく、電話越しの相手がどうしたいのかを理解するスキルが(強制的に)鍛え上げられます。
当直の1日【日付をまたいだ後】。売り上げ作業や日誌が終わったらようやく仮眠です。仮眠がある……はずです。
日付が変わったらその日1日の売上作業があります。
やり方は病院ごともしかしたら違うのかもしれませんが、当直がある病院は当直者が売り上げを行うことが多いんじゃないですかね。
1度会計を止めることになりますので、スピーディに締め処理をしなくてはいけません。
ただ、何をどうあがいても締め処理が出来ない日がありますので、そういった場合は翌日経理に平謝りにお伺いです。
アオギリはまだ未経験ですが、名前不明の人が交通事故で5人同時に運ばれてきた日なんかはそういったこともあったみたいです。なんだそれ。そんなんどうしようもないだろ。
売り上げが終われば、あとは1日のデータ集計作業です。
在院患者数と、昨日今日の入退院患者数を比較し、患者数の辻褄があっているかの確認も行います。
事務側と看護師側で認識に相違がある場合もありますので、すり合わせ作業が必要になるときもあります。
看護師とはそういった患者数のすり合わせや電話対応などでお世話になることも多いです。
そしてデータを日誌に打ち込み終われば晴れて業務終了。
仮眠に移れます。
否、正しくは移れる日もあります。
集計が終わっても救急患者が止まらない場合は受付に人がいざるを得ませんし、そうでなくても病棟で亡くなった方が出れば死亡診断書等の作成作業があります。
救急病院は忙しいんです。
当直の1日【当直終了編】。引継ぎが終われば終了……ではありません。報告や事後処理に時間を取られる日も時々あります。
そんなこんなで朝を迎え、日勤帯に引継ぎをしてようやく終了……ではありません。
1日の数字や当直中の出来事を上長に報告です。
時々一睡もしてないときに限って「ここの数字が~」と言われることもありまして、そういったときは「いいからさっさとハンコ押して寝かせろタコスケ確認致します」と死んだ顔で言わざるを得ません。
日によっては朝礼があるので参加する必要もありますし、お金を払わずに帰ってしまった食い逃げ犯に電話を掛けたり、自分の仕事をする日もあります。
当直者の1日は長いのです。
当直の仕事は多岐に渡ります。しんどい当直後は自分の体を整える方法を見つけて、体を壊さぬよう医療事務をしていきましょう。
当直が嫌な人は多いですが、医療事務の当直は病院によっては避けられません。
女性が当直をするところはもしかしたらないのかもしれませんが、男女平等が叫ばれる世の中、大変ではありますがせざるを得ない日も来るやもしれません。
特定業務従事者健診があるように、当直というのは人体にとって当然いいものではありません。
寿命の前借感がどうしても否めません。ケンガンアシュラ状態です。
しかし当直は基本若手が入ることが多く、40代50代になってもやっているところは少数派です。
【私がオジさんになったら】医療事務のキャリアアップ。50代の医療事務は何してる?多岐に渡りますが、AI化によって将来変わってくるかも。【私は事務長ね?】こちらでも書きましたが、いつまでも同じ仕事をしているわけではないのです。
若いうちだけ経験出来る仕事ということで、その経験は今後のキャリアにも生かしていけるはずです。
ちなみに当直が終わった後はリフレッシュのため、自分の体力を回復するため、アオギリはサウナと水風呂で体調を整えています。
アオギリ的には当直をする人は全員サウナに行けば当直者の体調は改善されると思っているのですが、とにかく寝たるという人や、1日起きてゲームをしてリズムを整えたりする人もいます。
当直は1回するだけで体力がそこそこ削られる仕事です。
そして医療事務は当直だけが仕事ではありません。
生活リズムを整えるために、自分はどうすればリズムが元に戻るのか知っておき、体を壊さない程度に頑張っていきましょう。