突然ですが皆さんは資格、持ってますか?(2回目)
資格勉強をして将来に備える人もたくさんいますよね。
特に外になかなか出られない今日この頃、仕事に役立ったりお金を稼ぐための資格勉強でも始めてみようかしらと思い立つ人もいるんじゃないでしょうか。
さて。そんな資格の取得にどうしても必要となってくるのがお金です。
お金を稼ぐためにお金が必要とは……「これはバグなのか?」と思ってしまうのも無理ないことです。
しかし世の中そう捨てたもんじゃありません。
政府からしっかりと救済措置が用意されています。
それが職業訓練給付金制度です。
この国が設定した制度を使えばサラリーマンの方なら20%以上お得に資格勉強することができます。
専門学校に通ったり家で独学したりといった分け方でなく、とにかく指定の講座を受講するのであればOKです。
今回はそんなお得な制度について紹介していこうと思います。
今日の記事は、
資格勉強したいけどお金がかかるしどうしよう…
職業訓練給付金制度がお得と聞いたけどよく分からない!
と、悩めるサメさんのための記事になります。
今日のもくじ
そもそも職業訓練給付金制度って?政府主体の、資格取得を補助する仕組みと考えておけば大丈夫です。
参考 教育訓練給付制度厚生労働省これ読んでください。説明は以上です。
いかがでしたか?冗談です。あぁ、ものを投げないで。
厚労省の公式の説明ではなかなか理解が難しいですよね。
アオギリ自身も色々なサイトを巡ったりしてみてようやくぼんやり理解してきました。
とても簡単な説明をすると、ポイントは
- 受講料の20%が支給される
- 雇用保険加入が絶対
- 利用回数、年齢には上限あり
この3つです。
①受講料の20%が支給される
指定講座を受講し、課程を全て修了した場合、20%がハローワークより支給されます。
ただし支給される金額には上限下限が設定されています。
金額的には4000円未満の場合は支給がありませんし、逆に10万円を超える場合は10万円の支給となります。
つまり2万1円以上50万円未満の金額の講座なら、20%キャッシュバックが必ずもらえるという計算ですね。
20%という割合は特別な条件を満たしての20%というわけではなく、基本20%の支給になりますので、その点は安心ですね。
②雇用保険加入が絶対
これはどういう意味かというと、雇われの身であるサラリーマンが使える制度ということです。
自営業の方なんかは残念ながら制度の利用はできません。
また、退職して無職となっている方でも、退職して1年以内でしたら制度の利用が出来ます。
③利用回数、年齢には上限あり
こんな素敵な制度、何回も使って資格を取得しまくりたいものですよね。
しかし当然ですがこの程度、そう何回も使えるわけではありません。
この制度の利用には45歳未満であることが求められます。
そして1度制度を利用した後、3年間は制度を利用できません。
あくまで制度の目的は雇用の安定と再就職の促進になりますので、歳を重ねている方や同じ人の制度利用は制限するんでしょうね。
対象講座にはどんなものが?医療事務を例にして見てみましょう。色々あるので探してみましょう。
さて。先日紹介した通り、医療事務の資格も勿論対象のものはありますので、活用できます。
上の方の厚労省のリンク先には、対象講座検索システムがあります。
開いてみるとこんな感じの検索画面になりますので、ここから自分の取得したい資格の講座を探してみましょう。
この検索以外にも、キーワード検索も出来ます。
今回は医療事務関係の資格を探してみましょう。
こんな感じで、前回の記事で紹介した資格の講座もたくさんあることがわかります。
ここでは「医療事務技能審査試験」の講座を調べてみましょう。
チェックして検索をしてみると、こんな画面にたどり着きます。
これがニチイによる医療事務技能試験の講座になります。
通学や通信が選べますので、詳細を見てみて自分が気になったものを選ぶとよいでしょう。
医療事務以外にも、
TOEICやTOEFLなどの英語の資格講座や、
FPや証券アナリストなど、色々な資格の講座が存在しています。
気になる資格があれば、この制度が使えるか検索してみるとよいでしょう。
条件はありますが、絶対に知っておくべき制度!面倒がらずに申請してお得に勉強しましょう!
資格を勉強するのに、是非知ってもらいたい「職業訓練給付金制度」をご紹介しました。
財テクと一言で表現するのは流石にはばかられますが、こういう制度を知っているか知っていないかだけで、そもそも無駄に払う金額に差が出てきます。
折角国が作ってくれた制度です。
つべこべ言わずに、使えるものは使っていきたいですね。
今後もこういった役立つ制度があれば紹介していきます。
ちなみに不正受給は普通に捕まります。悪用ダメ絶対。