こんばんは。アオギリです。
突然ですが皆さんは仕事を辞めた経験はありますか?
アオギリは胸を張って言えます。2回あります。
仕事を辞めるというのは自分の人生にとって大きな決断の一つになりますし、生半可な気持ちで決めることはできないですよね。
しかしながら、入って初日で「やっべー辞めたい…いや、辞めなきゃ(使命感)」となってしまう場合もあるのも事実。
自分で選んだ道といえど、入ってみなければ分からないこともある。
どうしようもないことですが、さっさと諦めて次へ行ってしまった方がいい場合も多いです。
何を隠そうアオギリも、1年足らずで転職した経験がありますし、転職活動自体は入って2ヶ月で始めてました。
そこで今回の記事は、
転職したけど明らかに失敗した…でも入ってすぐ辞めるのは流石にまずいよね…
いざ退職しようとしても、後が怖くて踏み切れない!
そんな不安を抱えるサメさんの悩みを解決するために書いてみました。
今日のもくじ
そもそも、短期間で辞める人はどのくらいいる?1年以内に10%以上辞めてます。
厚労省が2020年10月にこんなデータを公表してます。
参考 新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)を公表します厚生労働省厚労省によると、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者39.5%、新規大卒就職者32.8%ということです(2017年3月卒のデータのようです)。
これだけ見て、皆さんはどう感じますか?アオギリ的にはだいぶ多く感じます。
自分含めた友達の集まりが10人いるとして、その内3~4人は3年以内に転職をしているということです。
新卒で入って定年まで働くのが一般的だった方々から見ると、泡吹いて倒れそうなデータですね。
000689483厚労省の同じページの資料です。
大卒は1年以内に11.6%、高卒・短大卒は17%超が1年で退職しています。
理由は色々あるでしょうが、短期間で辞めてしまうのは少なくとも少数派ではありません。
アオギリのモデルケース
アオギリ自身は医療機器営業→健診機関営業→医療事務というキャリアで、2回転職をしています。
転職の経緯なんかについてはこちらでも色々書いてます。
医療機器営業を昔はやってました。営業は一回くらいやった方がいいと思いますけど、アオギリはもう満足です…何にせよ2社目にいたっては1年も在籍していない短期離職になっています。
エージェントさんに色々相談はしてましたが、やはりそこは不安でしたね。
しかし短期離職をしたから面接に落ちまくっていたということはないですし、面接にもたどり着けないというケースはあまりなかったです。
当初の目標であった営業から営業への転職というのは叶いませんでしたが、個人的には満足な転職です。
アオギリの知り合いのモデルケース
知り合い①:40までで転職7回の敏腕おじさん
新卒で入った会社で、先生との距離感も上手く、尊敬している上司がいました。
その方は40歳で7社目の転職で入ってきたとのことで、新卒から働いているので計算上3年に1回は必ず転職をしていることになります。ヤベェ。
医療機器業界で転職が多い人はそこまで珍しくないとはいえ、ここまで多い人はやはり珍しいようです。
入職した経緯は別の上司からのスカウトだったようですが、入社にこぎつけるまで2回落ちているようです。
スカウトした上司が上層部を何とか説得してようやく入社できたそうです。冷静に2回落ちるってなんだよ。
逆に言えば、そこまで評価してもらえる人材であればこういったケースもありますが、ないようであれば6回も転職している人は普通落ちます。
ただの転職が多い人にはなってはいけないというケースですね。
知り合い②:中卒からの大逆転おじさん
この方は自他ともに認めるアホちゃんとのことで、中学を卒業してすぐに親戚の会社で働き始めたようです。
2つ上なはずなのにどう見てもおっさんだったのでここではおじさんと呼称します。
その会社というのがたまたま医療機器関連の会社で、5年ほど経験を積んだ後当時アオギリがいた会社へと転職し、また給料が高い別の医療機器メーカーに転職していきました。
一般的に大学を出た人と中卒の人とでは、社会に出るまでに7年差があります。
その7年で上手く経験を積んで、評価される人材になれば中卒でも関係ないというモデルケースです。
知り合い③:1つ上の行方知れず先輩
1つ上の先輩は丁度3年で退職し、数か月後に外資系の医療機器メーカーに転職しました。
その会社はあまりに激務だったようで、半年と持たずにまた退職をしたようです。
しばらく音信不通でしたが、最近怪しげな電話がかかってきたので無事着信拒否しました。下人の行方はようとして知れません。
悪い人ではなかったのですが、やや無計画に退職した後転職し、また短期間で離職してしまい苦労するはめになったという話まで聞きました。
短期間での退職は仕方ないことですが、その後することになるであろう苦労のことまで考えて転職を考えるべきですね。
結論。短い期間での転職を何回も繰り返していないようであれば問題ないです。ただし…
1社目、2社目を短期間で辞めただけであればあまり気にする必要はありません。
それはアオギリも実証済みです。
リクナビNEXTにはこんな記事がありますね。
参考 入社1カ月で辞めたい場合、転職できるの?「退職理由」はどう言えばいいの?リクナビNEXT記事では1か月で退職したいと考えている人向けに、どうすればいいかを紹介してます。
転職サイト側がこんな記事を出していることですし、やはり短期間で退職、転職したいと考える人は皆さんが思うより多くいるということです。安心ですね。
もちろん、ただ辞めるだけであればそれは大きなマイナスポイントになります。
企業側から見れば、何か嫌なことがあればすぐ辞めようとする奴なわけですからね。信頼も何もあったものではありません。
問題は、自分の芯がしっかりとあって、その芯を通すために次の仕事を探すことにしたという、理由を用意できるかです。
次が決まってない状態での退職について。やることが多いですが、次こそ失敗しないために、余裕を持って準備しましょう。
それでも、それでも一刻も早く退職したいという方もいるでしょう。
毎日遅くまで残らざるを得なくて、辞めなければ時間が作れないという人もきっといますよね。
おおまかに分けて下の3つはすぐにでもやりましょう。
- 転職先の調査、転職活動
- 健康保険、年金の切り替え手続き
- 失業手当の申請
辞めたからと言ってゆっくりしている暇はありません。
一刻も早く行動を起こす必要があります。
参考 仕事辞めた後すぐやるべき!退職後の生活がスムーズになる手続きとは?マイナビ ミドルシニアマガジンこの記事も参考にして、行動してみてください。
誰かのためにではなく、他でもない自分自身のためにです!!!!!いいからやれ!!!!!!
転職先の調査、転職活動
これは言うまでもないですよね。
自分が今無職という危機感を持って、次は後悔しないように行動すべきです。
エージェントに登録して面談をするのもいいですが、登録してから面談まではタイムラグがありますので、これはあらかじめ登録しておいた方がいいですね。
健康保険、年金の切り替え手続き
働いている間は会社がやってくれるものですが、無職になったときには自分ですべてやらなくてはなりません。
親の扶養に入りなおすという選択肢もありますが、何にせよ手続きは必要になります。
自分の力で生きていきたい人は、すぐにでも役所にダッシュしましょう。2つとも役所で手続きが出来ます。
特に医療事務として言わせてもらえれば、健康保険の切り替えは必ずやって下さい。
時々「国民皆保険制度」を知らずに診察に来る人がいますが、普通にやめてください。
失業手当の申請
これがもらえるのは1年以上働いていた人に限られるので注意してください。
前の会社からもらった離職票をもって、今度はハローワークに駆け込みましょう。
自己都合退職の場合は3か月後から、会社都合の場合はすぐにでも給付が受けられます。
入ってすぐの転職も、繰り返さない限りは大丈夫。やるべきことを決めて、自分の人生を歩みましょう!
上で挙げた通り、短期間で転職することはけして珍しいことではありません。
今や新卒の1割が1年、3割が3年で転職していく時代です。
入ってすぐ辞めること自体は否定できません。アオギリも実際そうでした。
ただし、辞める理由が曖昧なままというなら、絶対にお勧めできません。
あまりに給料や人間関係などの労働環境が厳しすぎるというわけでなければ、絶対に続けた方がいいのです。
それが一番楽ですし、周りからの理解も得られやすいです。
しかしそれでも短期離職をしたいというのであれば、それ相応の理由を準備しなくてはなりません。
自分が人生で何をしたいのか、どんな人生を送りたいのか。
退職をきっかけにそういったことを考えると、自ずといい転職が出来ると思いますよ。
周りがしていないから不安、周りの目が気になる、ではなく、自分が何をしたいか明確にして、今後を考えていきましょう!