【私がオジさんになったら】医療事務のキャリアアップ。50代の医療事務は何してる?多岐に渡りますが、AI化によって将来変わってくるかも。【私は事務長ね?】

こんばんは。アオギリ@aogiri_blogです。

突然ですが皆さん、キャリアアップ、ステップアップについて考えてますか?アオギリは最近になって考え始めました。

普通の会社なら新卒で入ってキャリアを積み重ね、だんだんと役職を持たされ始め、部長くらいの役職でフィニッシュするのが一般的でしょうか。

ね。曖昧でしょう?

キャリアアップについて、若手はフワッフワな考えしか持っていない人も多いです。アオギリも含めて。

しかしながら50年近くも働かないといけないこの時代、自分が将来どのように変遷していくのか考えてみるのも大事です。

10年くらいダラダラ働いて、「あれ?俺この仕事続けてどうなるんだ…?」と気付いても後の祭り、なんてことにはなりたくないですよね。

そこで今日は、アオギリが勤める医療事務のキャリアアップについて色々調べてみました。

アオギリは現在医事課の外来担当として働いていますので、同じ働き方、あるいは目指している方の参考になればとってもHAPPY!

この記事は、

医療事務は将来的にどの程度の役職まで上がるんだろう?

医療事務に入ったけど、今後どうやってキャリアを積んでいくことになるんだろう?

そんな悩みを抱えて泳ぎ続けるサメさんたちに向けての記事になります。

医療事務は将来どんな働き方になる?下っ端から積み上げていくと、外来担当→入院担当となるのが多いです。まずは当直もバンバン入ります。

そもそもなのですが、医事課は医事課でも会計等を行う外来・入院窓口担当と、各診療科の受付クラークがあります。

基本はどの病院でもその2つは分かれていると思います。レセプトは両方やったりしてますが。

今回はアオギリの配属されている外来担当のお話をしていこうと思います。

アオギリの経験も踏まえ、はじめに簡単な図をまとめてみます。

20~30代
外来担当
最初はみんなココ。基本を学びます。
30~40代
入院担当
が以来の会計が板についてきたら、入院担当になります。
50代以降
経営側?
現場の知識を生かして、経営側に回ったりします。

年代は当院の医事課を参考にしていますので、あくまで一例程度です。詳しく見ていきましょう。

外来担当

アオギリ自身は未経験での入職になりましたので、真っ新な状態で医事課の下っ端から始まりました。

はじめは保険証確認や新患受付といった仕事から始まり、現在は会計業務も任されています。

レセプト業務や担当の係仕事も任されており、毎月地獄の残業デーを過ごしています。助けて。

未経験であろうが、経験者であろうが、医事課に配属されれば同じような道を辿ることにはなってきます。

当直も外来担当の間は主業務になります。病院によっては、若手は月何回も当直業務に入る羽目になります。まぁウチなんですけど。

入院担当

外来の会計の基本的なことが分かってからは、折を見て入院担当に異動となります。

入院会計は高額になることも多いですし、外来で医療の知識を深めておかないと分からないことも往々にしてあります。

アオギリは今でもよくわかりません。だからDPCってなんなのよ

入院担当で当直に入ることはウチではありません。

当直の有無については、病院ごとで違いがありそうですね。

経営側?

そして入院担当について、会計等経験を積んだ後、いよいよ次のステップです。

しかしタイトルに「?」がついている通り、次のキャリアステップに関しては多岐に渡るため、一概には説明できません。

医事課長として医事課のトップになる人や、総務課・人事課に異動して経験を活かして働くことも。

同じ医療法人内で異動になる人もいるかもしれませんね。

当然事務長というのが病院事務のトップになりますので、ここを目指すことが多いでしょうか。まぁ定員1人の狭き門ですけど。

こればかりはどんな業界でも同じだと思いますが、ソルジャーとして何十年も経験を積んだ後に、マネージャー側になりますよね。

医療事務、病院の人事としてもそれは同じこと。

何十年も経験を積んできた人が絶対このポジションにつく!ということはないのです。

アオギリのケースとレアケース。うちの医療法人ではよそに異動してそこで出世することも。

例えば、アオギリの勤める病院、医療法人ではどうなのでしょうか。

先輩や上司に色々聞いてみましたが、基本的には上記で説明したキャリアプランとなります。

外来担当を経て、入院担当になり、マネジメント側へと変遷していく、という流れですね。

入院担当の人が、同じ法人内の別病院に事務長として抜擢されたりしたこともありました。

いくつも病院を抱える医療法人であれば、そういったこともやはりありそうです。

ここで参考までに、面白いレアケースも聞いたので紹介しておきます。

①Aさんのケース。医事課から通訳部、そして法人本部へ。

医事課の外来担当として働いていた人のケースです。

彼は忙しい中、余暇の時間を使って英語の勉強をしていたそうです。

数年後、そこには英語がペラペラになったAさんの姿が…!

その噂を耳にした通訳担当部署がスカウトし、外国人の患者を対応する部署に異動になりました。

これだけでもまぁまぁのレアケースなのですが、さらにこの人は海外からのお客様対応の際に本部の人間の目に留まり、法人本部へと引っ張られていきました。

栄転もいいとこの特異ケースっちゃ特異ケースです。なろう系かな?と思いました。

②Bさんのケース。医事課長から新部署設立、そのリーダーへ。

医事課長としてしばらくやってきたBさんですが、事務長からの直接指名を受け、新部署設立の責任者に。

詳細はなかなか書けませんが、話を聞く限りでは給料も上がって病院の経営により深く関わっている仕事みたいです。

ただ人が少ないらしく、時々呼ばれて手伝いしたりします。仕事の前に採用活動してくれ。

他業種やキャリアアップの転職は多い?医療事務からの転職の選択肢について。

さて、医療事務で何年も経験を積んだ後、同じ病院以外で働き続けるのではなく、外に目を向けるということも選択肢としてはありますよね。

医療事務→医療事務の転職も含め、色々考えてみました。

医療事務→医療事務への転職

別の病院、別の医療法人へ転職するルートですね。

これは勿論アリだと思います。

レセプト請求のルール等、病院独自のやり方はあるでしょうが、医療事務としての仕事はどこに行っても変わりません。

給料面でだけは不安が残りますが、そこは自分が何が出来るかをアピールしての交渉次第になりそうですね。

ただし給料大幅アップ、という期待はあまりしない方がいいかもしれません。

地方の小さな医療法人→都道府県をまたぎ運営する大きな医療法人、あるいは単純に田舎→東京への転職であったりしない限りは、医療事務の給料にそう差は出てこないです。

医療関連の企業への転職

いくつかのサイトでは、医療事務の経験を活かして医療機器や製薬関連の会社に転職、という文面もありました。

しかし個人的にはアオギリはこのルートには疑問符です。

アオギリは医療機器の営業として働いていたこともありますが、正直医療事務の人間の何の経験が活かせるのかはパっと思い浮かびません。

もちろん個人的に製品のことを勉強しているのであれば話は別かもしれませんが、医療事務はあくまで請求について経験を積んでいきます。

しいて言えば、自分の病院ではどこのカテーテルやガイドワイヤーが使われているか程度の知識です。

製薬会社への転職に至っては、MR資格の勉強が必須になりますし、医療事務の経験だけでは到底太刀打ちできません。

事務方としての採用ならばまだ分かりますが、それは医療事務としての経験ではなく単なる事務員としての経験にすぎませんしね。

営業→事務は簡単ですが、事務→営業はなかなか難しいのです。

その他、考えられる選択肢

医療事務が行う請求の仕事、渉外的な仕事の経験を活かして働ける場所はどこでしょうか。

請求の知識を生かして請求審査機関に転職することも出来るでしょうし、交通事故について理解が深まっていれば保険会社への転職なんかも出来るかもしれません。

役所や労基署への転職は公務員であるため試験がありますが、年齢制限に引っかかるまではチャレンジしてみることも出来るでしょう。

何にせよ給料が今より上がりそうなのでいいですね。夢がひろがりんぐ。

医療事務は将来どうなるか?最終的なゴールは人それぞれ。今医療事務の人は、あまり考えを固めずにやりたいことをやるのがいいのかも。

医療事務の将来ってよくよく考えると不透明だったりします。

医療事務の将来は?AIで仕事がなくなる?今の形は崩れますが、なくなることはありません。現役医療事務員が考える今後の業界について。

以前の記事でも書いた通り、今後は医療事務の仕事はAIに切り替わってきます。

そんな中将来は絶対経営に回るとか、事務長候補だとか、そんなことは確実とは言えません。

医療事務の働き方そのものが変わりつつある今だからこそ、医療事務として今後も働きたいのなら、自分も頑張って新しいことを学ぶ必要があると思います。

参考 医療事務、病院事務の次のキャリアについて。ステップアップはどうする?医事ラボ

ほんのさん@iji_labの記事にもありますが、声かけがあったりして医療事務とは少し違う仕事をすることになることだってありえます。

自分はレセプトだ!などとガチガチに固定してしまうのではなく、プログラミングや簿記等、とにかく何でもいいから取り組んでみると、10年後に活かせるスキルが身に付くかもしれません。

医療事務の資格についてなら、以前記事を書いてみましたのでよろしければ読んでやってください。

医療事務の資格は意味ない?んなこたァない。関連した資格の種類と、現場で使えるおすすめ資格2つについて。

医療事務員の多くは外来担当→入院担当とキャリアアップしていきます。

しかしそこから先どういった仕事をするかは、時代の流れもあって正確な答えは出てきません。

今は目の前の仕事を片付け、資格を取ったり経験を積んだりして、自分がやりたいことが見つかったときにはそれらを活かせるようにすればいいんじゃないでしょうか。

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